第2幕:謝肉祭の火曜日。フィアカー・バールの舞踏会場。
アラベッラはマンドリュカを紹介される。彼女は今朝胸をときめかせた青年と気が付き、またマンドリュカも彼女を夢にまで見た肖像画の本人であると認識する。恋に落ち、永遠の愛を誓う二重唱。アラベッラは独身最後の舞踏会を楽しみたいという。フィアカー・ミリ[注]が登場してアラベッラの美しさをたたえ、アラベッラは求婚者達と最後の別れのワルツを踊る。一方絶望しているマッテオに妹のツデンカはアラベラからと偽り、自分の部屋の鍵を渡す。しかしこのやりとりをマンドリュカが見ていた。アラベッラの不在に気が付いたマンドリュカは、アラベッラが独身最後の夜をマッテオと過ごしていると勘ぐり頭に血が上る。ヴァルトナー夫婦が現れ、アラベッラの潔白を証明するため、みなでホテルに向かう。
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