第3幕 エグベルト邸の一室
アロルドの妻ミーナの父エグベルトは、娘ミーナの不祥事と、ミーナの浮気相手ゴドヴィーノとの決闘を果たせなかったことを恥じ、自殺を考える。ゴドヴィーノはミーナに自分の後を追うように告げて、逃げて行ったという。しかしアロルドの友人ブリアーノから、ゴドヴィーノが連れ戻されたと聞き、エグベルトは再び復讐を決意してその場を去った。そこへアロルドが、連れ戻されたゴドヴィーノと共にやってきて、この先妻とはどうするのかと尋ねた。アロルドは、答えを言いあぐねているゴドヴィーノを隣の部屋に待機させ、今度は妻のミーナを呼び離婚手続きの書類を渡した。ミーナは泣く泣く書類にサインをしたが、本心ではアロルドを一番愛していて、ゴドヴィーノとのことは間違いであったとアロルドに訴えた。その時部屋の扉が開き、血の滴る剣を握りしめた父エグベルトが入ってきた。エグベルトはその剣で既にゴドヴィーノを殺していたのだ。アロルドの背中は凍り付き、やってきた友人ブリアーノに促されるまま、彼は教会へと向かった。残されたミーナは、全てを失ったことを悟った。
第4幕
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