第2幕 広場
  ボッカチオ、学生レオネット、ピエトロ王子は食料品屋と桶屋の主人達が出かけてしまうと、女達への手紙を窓から投げ入れ「手紙の三重唱」を歌う。女達は手紙に胸を高鳴らせる。まずピエトロ王子が桶屋の女房イザベッラに会いに行くが、すぐに主人ロッテリンギが戻って来たので、慌てて桶の中に隠れる。食料品屋の女房ペロネッラに会いに行ったレオネットも、やはり主人ランベルトゥッチョの帰宅に邪魔される。 ボッカチオは田舎者に変装して現れ、「家の前のオリーブの木に登ると下の人達がキスをしているように見えますよ。」と作り話をする。半信半疑で木に登るランベルトゥッチョは、娘のフィアメッタと ボッカチオ、自分の女房ペロネッラとレオネット、桶屋の女房イザベッラとピエトロ王子の逢引きまで目撃する。怒った主人達は居合わせた来訪者を ボッカチオだと思い込み叩きのめす。しかし、またしても人違い! 来訪者は養育費を運ぶ使者で、「フィアメッタを公爵家に戻すように。」という伝言をもって来たのだった。

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