売られた花嫁
時と場所:1866年.教会の例年の祭りの時期、午後と夕方。ボヘミヤ(チェコ)のある大きな農村
あらすじ-第1幕
今日は春の聖別式の祭りの日。村人達の楽しい合唱。そんな中、農夫の娘マジェンカはひとり悲しげである。親たちはまだ見ていない金持ちの農場主のところに嫁にやるのだと決め込んでいるからである。そして親に見合いを勧められたことを恋人イェニークに話す。よそ者のイェニークは身の上を明かさず愛の重唱。二人が去ってマジェンカの両親クルシナとルドミラ、仲人ケツァルが現れ金持ちの地主ミーハの息子との結婚の交渉。ミーハの先妻の息子は行方不明だが、後妻の息子ヴァシェクはまじめで立派な青年だという。実はこの仲人、知恵遅れの息子を立派な青年のように見せかけてマジェンカと結婚させ、たっぷり礼金を取ろうとしているのである。やってきたマジェンカに結婚を勧める(4重唱)。彼女はイェニークと結婚の約束をしたと拒否する。ケツァルはイェニークを説得して諦めさせるつもりでいる。
つづく
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