あらすじ:全1幕
1800年、イタリアのとある村。ガウデンツィオが後見している娘ソフィアはフロルヴィッレという恋人がいた。だが今は亡きフロルヴィッレの父親とガウデンツィオは昔から仲が悪く、二人の仲も秘密だった。ところがフロルヴィッレの父親が最近亡くなったので、フロルヴィッレはソフィアとの結婚の許しを得るためにガウデンツィオの屋敷を訪れた。しかしガウデンツィオはソフィアに恋人がいることなどつゆ知らず、旧友のブルスキーノの息子(2世)との結婚を決めてしまったのだ。しかもその相手がもうすぐこの屋敷にやってくるらしい。一面識もない男と結婚を命じられたと聞き、怒るフロルヴィッレ。
そこへ近所の旅籠屋の主人フィリベルトがやってくる。聞けば、旅籠に宿泊中のブルスキーノという若者が遊びすぎて金を使い果たし、支払いが出来なかったので屋根裏部屋に閉じこめているとのこと、そしてその男からガウデンツィオ氏にとりなしを求める手紙を預かってきたのだった。これを聞いたフロルヴィッレは名案がひらめいた。つまりこの若者は恋人のソフィーが結婚させられるブルスキーノ2世であり、しかも誰も面識がないこといいことに、彼を屋根裏部屋に閉じこめている間にブルスキーノ2世になりすましてソフィーと結婚してしまうという案だった。フロルヴィッレは自らをブルスキーノの従兄弟と名乗り、半金を支払うことで旅籠屋フィリベルトを信用させ、残りの半金を払い終わるまでお仕置きにその男を閉じこめておいてくれと頼む。
さらにフロルヴィッレは父親のブルスキーノ氏(1世)から後見人のガウデンツィオに宛てて自分の人相書きのついた偽の手紙を書き、女中のマリアンナに託した。手紙の内容は、自分の放蕩息子がどこかで遊んでいるだろうから、近所を探して捕まえて欲しいということ。後見人ガウデンツィオはこの企てなどつゆ知らず、のんびりと歌を歌っている。
つづく

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