第2幕
宮殿では王子が、本当に愛する女性のいない自分の淋しさを嘆き、憂鬱にアリアを歌う。そこに王様が現れ、今宵の舞踏会に集まる娘の中から、心に叶う娘を見つけて結婚するようにと言う。華やかなバレエが繰り広げられ、婦人と二人の娘も加わり宴もたけなわという頃、突然奥の扉が開き、この世の者とは思えない程美しい娘サンドリヨンが現れる。王子は早速彼女に近づき、王様の計らいにより二人は別の舞踏会場へと通される。王子は彼女に何者かと尋ねるが、サンドリヨンは今宵のこの一瞬だけお会いすることの出来る者、と答えをはぐらかす。王子は彼女に夢中になり、彼女もまた王子に心惹かれる愛の二重唱。しかし真夜中を告げる鐘の音が響き渡り、サンドリヨンは帰らなくてはならないことを告げ、その場を走り去る。王子も後を追いかけようとするが、妖精に阻まれてしまう。
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