あらすじ :第一幕
サヴォワ地方の寒村シャモニー。小作人のアントニオとその妻マッダレーナは、彼らの借地契約が延長できるかどうか心配していた。しかし領主のボアフレリー侯爵は彼らの娘リンダに下心があり、あっさりとこの契約の延長を認めた。その娘リンダは画家のカルロと密かに愛しあっていた。カルロは実は貴族の身分で、ボアフレリー侯爵の甥だった。カルロはリンダとの身分の違いから、リンダとの結婚を母に言い出せないでいた。リンダの友人で孤児のピエロットが、愛に裏切られた貧しい娘のバラードを歌う。リンダは一瞬不吉な予感がしたが、今はカルロとの結婚を夢見ている。シャモニーの村長はリンダの父アントニオに、ボアフレリー侯爵がリンダを狙っていると警告する。そして彼女の身を守るため、パリの村長の兄弟の元で暮らすことを勧める。リンダは友人のピエロットやパリへ出稼ぎに出る村人と共にパリに旅立つ。
つづく
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