第3幕
第1場 太守セイドの部屋
セイドは、どうしても愛を得られないでいるグルナーラが、海賊の首領のコッラードに恋をしてしまったのではないかと思い悩む。部下のセリムにグルナーラを呼んで来させる。現れたグルナーラは何とかコッラードの命請いをしようと、セイドの勝利を褒めそやす。明日コッラードを処刑すると言うセイドに、グルナーラは殺すより生かして身代金を取るべきだと意見する。グルナーラの心がコッラードにあることを確信したセイドは、嫉妬に燃えグルナーラを激しく責める。
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