ダフネ/あらすじ:
ペナイオス川岸にある漁師ペナイオスの家の近く。オリンポス山の麓。舞台裏から角笛が聞こえ、ディオニソスの祭りのことを語りながら羊飼いが登場。(ディオニソスは別名バッカス。酒と演劇の神) ついで若い娘ダフネが登場。彼女は太陽や自然を心から愛する一方、人嫌いだった。ダフネが大きな樹を抱こうとすると、陰から幼なじみのロイキッポスが現れる。今や成人して、ダフネに恋心をうち明けるロイキッポスだが、ダフネは恋愛の対象にはならないとはねのけ、祭りの誘いも断る。失望して去るロイキッポス。ダフネの母ゲアが娘の祭りのための衣装を持って登場。しかしダフネは祭りには行かぬと、衣装を脱ぎ捨て退場。二人の去った後、侍女が美しい衣装に見とれていると、失意のロイキッポスが現れる。侍女は彼がこの衣装で女装して祭りに行けばいいとからかい半分で勧める。3人は去る。
つづく
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