第3幕
バプティスタ邸の大広間
2人の結婚を祝うために美しく着飾った人々が訪れるが、バプティスタに「肝心の花婿がここにいない」と言われて帰っていく。部屋では2人の家庭教師がビアンカに授業をしているが、ホルテンシオが作った音階の歌はビアンカの気に入らず、傷ついたホルテンシオは「今日のうちにこの屋敷を去ろう」と言って出て行く。すると、ついに花婿ペトルーキオが到着する。ペトルーキオは毛むくじゃらの上着をまとい、とてつもない格好をしている。一同はペトルーキオのそのすごい身なりに驚くが、彼はお構いなしにカタリーネを教会へ連れて行く。
家令、家政婦とともに召使いたちが忙しそうに動き回り、結婚パーティの準備をしている。そこへホルテンシオが教会から戻ってきて、結婚式の様子を話して聞かせる。バプティスタ一家とルーセンシオ、ペトルーキオも戻ってくるが、ペトルーキオは「今すぐ出発しなければならない」と言う。カタリーネは「どうかここに残ってください」と懇願するが、ペトルーキオは聞き入れず、彼女連れて去っていく。
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