第4幕
ペトルーキオの別荘
グルーミオと召使いたちが新婚の2人のことを噂している。一方、カタリーネとペトルーキオは食卓につくが、ペトルーキオは召使いを怒鳴りちらし、出て行ってしまう。1人になったカタリーネは、ペトルーキオのことを考えて、思い悩む。仕立屋がやってきて、カタリーネに帽子や衣装を勧めるが、ペトルーキオは仕立屋にも罵声を浴びせ、追い出してしまう。2人きりになると、カタリーネは「私はかつての私ではありません。あなたを愛しています」と言って床に崩れ落ちる。ペトルーキオは愛情を込めて彼女をかかえ、「荒っぽいいたずらは終わりにしよう」と胸に抱きしめ、2人は愛の喜びを歌う。バプティスタ、ビアンカ、ルーセンシオ、ホルテンシオと新婚の妻がやってくる。ビアンカは幸せそうな姉を見て驚き、カタリーネとペトルーキオは微笑み合う。2人の結婚を祝う人々が訪れて、喜びの合唱のうちに幕を閉じる。
(C)東京オペラプロデュース
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