エレクトラ
Elektra,op.58
Richard Strauss
リヒャルト・シュトラウス
台本:独語/ホフマンスタール/Hugo von Hofmannsthal
初演:1909年1月25日ドレスデン宮廷歌劇場
演奏時間:1時間45分
時所:古代ギリシャ/ミケーネ城
楽器編成:
4Fl(Picc),5Ob(EH,Heckel),6Cl(bass),4Fg(K-fg),2basset-hr/4Hr,6Tp,4Tb,1Tuba/4Wagner-Tuba,Bs-Tp/2Tim,DB,SD,Tamb,Ruthe,Cym,Tgl,Glock/2(4)Hp,Cel/
Vl(8,8,8,)Va(6,6,6)Vc(6,6)Kb(8)
概説:
ギリシア悲劇のアガメムノン、トロイア出征周辺を語った物語を基とした題材で、その原作では端役に過ぎないエレクトラを主軸とし、前作サロメよりも規模の大きな作品となっている。サロメに輪を掛けた血と狂気の世界が展開され、大編成のオーケストラによる官能的色彩的音楽が、最後の死のシーンへと一気になだれこむ。このオペラで語られる部分だけでなく背景にある物語をよく知ることで各登場人物への理解も深まり、音楽もより堪能出来ると思われる。エレクトラ役にはオケの内容に負けない歌唱力と、復讐と狂気を噴出させつつ女性的艶を色濃く表現する力量が求められる。
最終更新:20100611
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