ヘンゼルとグレーテル
あらすじ-第1幕
森の近くのほうき作り職人ペーターの家。ヘンゼルとグレーテルの兄妹が留守番をしている。二人は空腹を紛らわすために踊り始める。そこへ突然母親が戻ってくる。言いつけた仕事をやっていなかった子供達を叱ったはずみにミルクのつぼを割ってしまう。これを見て笑ったヘンゼルを怒り、母親は兄妹を森へ行き、籠一杯のイチゴを摘んでくるよう命ずる。父親のペーターが帰宅。事情を聞いて顔色を変える。森には魔女が住んでいる。あわてた両親は子供達の後を追う。
第2幕
夕方。恐ろしいイルゼ岩の近く。グレーテルは野バラの花冠を作り、ヘンゼルはせっせとイチゴ摘みをしている。しかしお腹の空いた二人は摘んだイチゴを全部食べてしまった。いつしか日が暮れ、帰る道もわからなくなってしまい恐怖に襲われる。辺りが暗くなり泣き出した妹をヘンゼルが優しく抱いてやった時、眠りの精が現れ二人を夢の世界に誘う。「祈りの二重唱」。二人が木の根元で寝てしまうと、14人の天使たちが現れ兄妹を優しく見守る。
つづく

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