第1幕
スパランザーニはコッペリウスの助けを借りて作った精巧な等身大の自動人形オリンピアを娘のようにかわいがっている。そこへ科学者を目指すホフマンが訪ねスパランザーニにオリンピアを紹介される。ホフマンは人形とは知らず一目惚れしてしまう。ニクラウスが入ってきて人形であることを伝えても伝わらない。そしてコッペリウスが人や女の心をも支配できる魔法の眼鏡の事を語るので、ホフマンはついそれを買ってしまう。そこへスパランザーニが入ってきてコッペリウスと人形の取引をして手形で買い取り自分のものにしてしまう。まもなく夜会が開かれ人々に自動人形オリンピアが紹介される。人形はハープに合わせすばらしいコロラトゥーラのアリア「オリンピアの歌」を歌う。召使いが食事の用意ができて退場する。ホフマンはオリンピアと二人きりになったので胸のうちを語る。再びワルツが始まりお客達が入ってくる。オリンピアが殿方を誘いホフマンが一緒に踊り出すが止まらなくなって転ぶ。このとき不渡り手形に怒ったコッペリウスがやってきて人形を壊してしまい、ホフマンは初めて彼女が人形だったことを知り、一同の嘲笑をあびる。
つづく

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