あらすじ：第１幕
ベルリンのシュトルヒ家。主人のローベルトは宮廷指揮者で作曲家。妻のクリスティーネは夫の旅支度をしながら、家事の不平不満をぶつぶつ言っているが、夫も女中のアンナも相手にしない。夫は大急ぎで出かけていく。雪の積もった戸外。クリスティーネはそり遊びに興じるが、若いルメル男爵に衝突。これがきっかけで彼女はちょっとした恋人気分で若い男爵の世話を焼く。男爵が大学の学費のことでクリスティーネに相談すると、夫の支援も約束してしまう。男爵が恋心をしたためた感謝の手紙をクリスティーネに書くが、彼女はやんわりたしなめる。そこへ知らない女性から夫宛の手紙が着く。中にはオペラのチケットとメモ「私の天使、いつものバーで待っててね！あなたのミチ・マイヤーより」。怒ったクリスティーネは夫に電報を出す。「私を裏切ったのね！永久にお別れします！」。一人息子のフランツに涙声で訴える。
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