第2幕 コステルニチカの家
事件の後、イェヌーファの継母コステルニチカはイェヌーファから妊娠を打ち明けられる。礼拝堂の管理を任される、厳格なコステルニチカは未婚の出産を恥じ、世間には「イェヌーファをウィーンに行かせた」と嘘をつき、自分の家に匿うことにする。5カ月が過ぎ、イェヌーファは男の子を出産し、頬に傷のある青白い顔で、シュテヴァを思い憂鬱な日々を過ごしている。見かねたコステルニチカは苦悩の末、イェヌーファに眠り薬入りの飲み物を渡して寝かしつけ、その間にシュテヴァを呼ぶ。しかしやって来たシュテヴァは及び腰で、顔に傷を負って以来、陰気になったイェヌーファは怖いだけだとおびえている。その上村長の娘のカロルカと婚約したことを告げると、子供の顔も見ずに帰ってしまう。そこにシュテヴァを見かけたラツァが「イェヌーファがウィーンから帰ってきたのですか?」とやって来る。コステルニチカはラツァの愛にイェヌーファを託そうと考え、全てを打ち明ける。そして子供と聞いてうろたえるラツァに「赤ん坊は死んでしまった」と嘘をつき、すぐに結婚式をあげるように頼む。ラツァはイェヌーファと結婚できると知って気を取り直し、教会へ向かう。一人コステルニチカは神に祈り、自分のついた嘘を真実にするために、子供を連れ出し凍った川に沈めてしまう。一方悪夢にうなされ、目を覚ましたイェヌーファはコステルニチカと子供がいないので不安になるが、粉ひき小屋の人達に子供を見せに行ったのだろうと思い直し、聖母マリアに「祝福します女王様」と歌い祈りを捧げる。戻って来たコステルニチカは「おまえが高熱を出し寝込んでいる間に、シュテヴァを呼び父親になってくれるように頼んだが、子供の顔を見ることもなく逃げ出してしまった。そして子供も死んでしまった」と作り話をする。そこに結婚式の段取りをつけたラツァが戻り、イェヌーファに愛を告白する。子供を失い傷心のイェヌーファは結婚する権利などないと悲しむが、一緒に苦難を乗り越えていこうと励ますラツァの愛にうたれ結婚を承諾する。その時強い風が吹き、コステルニチカは「死神が覗いている」と震え出す。イェヌーファとラツァはその異様な怯え方に驚く。
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