第3幕 天国
天国に召されたアリムの前で、永遠の若い命を祝福してディヴェルティスマンが繰り広げられる。
《パントマイムとダンス、ヒンドゥーのメロディーによるダンス、フィナーレ》
しかし天女達とインドラ神の楽園で、一人アリムは悲しみに沈んでいる。理由を聞くインドラ神にシタへの想いを訴え地上へ帰して欲しいと懇願する。インドラ神は「人の命を得るために幾千もの地獄の責め苦を受けるのだ」と説くがアリムは諦めない。ついにインドラ神も心を動かされアリムに地上へ戻ることを許す。天女達は「自分であって自分でない、不死の魂が亡骸に宿り、墓に眠りながら地を歩く」と生き地獄の様を合唱する。しかしアリムはシタに会うために地上へ向かう。
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