【基礎データ】
人間の声
La Voix Humaine
作曲:フランシス・プーランク
Francis Poulenc(仏1899-1963)
台本:フランシス・プーランク
Francis Poulenc(仏語)
原作:ジャン・コクトーの同名の戯曲
初演:1959年2月6日
オペラ・コミーク座(パリ)
Opera-Comique
演奏時間:全1幕:40分
楽器編成:
2Fl,2Ob,3Cl,2Fg/2Hr,2Tp,Tb,Tub/Tim,Perc(Cym,BD,Xyl)/Hp/Str
概説:フランスの前衛芸術家ジャン・コクトー(詩人、劇作家、作家以外にも、画家、脚本家、映画監督としての活動も行っていた)の戯曲「人間の声」を原作としたオペラ。唯一の登場人物である女の移り変わる感情や悲哀が、電話の会話の中で見事に表現されている。同じく電話を題材としたメノッティの全1幕のオペラ「電話」が明るい日常を歌っているのに対し、この作品は重苦しい悲しみに溢れている。
by Ikumi
最終更新:2010年4月29日
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