【基礎データ】
みてくれのばか娘
La finta semplice
モーツァルト
W.A.Mozart (1765-1791)
3幕のオペラ・ブッファ K.51(46a)
序曲と3幕26曲
台本:マルコ・コルッテリーニ(カルロ・ゴルドーニの戯曲による)
Libretto:Marco Coltellini(after Carlo Goldoni)
作曲:1768年4月〜6月
初演:1769年5月1日ザルツブルク
演奏時間:150分
楽器編成:2Fl,2Ob(2EH),2Fg/2Hr,2Corni da caccia/Cembalo,Vc/Str
概説:
モーツァルト12歳、2度目のウィーン訪問のおりヨーゼフ2世から作曲依頼された。ウィーンでは、さまざまな妨害活動に遭い、上演ができなかったが、翌年ザルツブルクのレジデンツで初演される。日本語のタイトルは『みてくれのばか娘』で通っているが、原語では [la finata]=見せかけ、[semplice]=単純な人、無邪気な人、という意味で、このオペラタイトルとしての本来の意味は「見せかけは単純だが、じつは男女の恋の綾(あや)と人間の本質を知る、賢い女」である。
最終更新:20080516

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