第2幕
ニネッタは逮捕され投獄された。一度は彼女を疑ったジャネットだが、やはり恋人の罪が信じられず面会にやって来る。しかし行政官の気配に急いで立ち去る。ニネッタに気のある行政官は自分のものになるならば助けてやろうともちかけるが、ニネッタはこれを拒絶する。その後、小間使いのヒッポがやって来ると、ニネッタは懐のお金を渡し、栗の木の下に届けてくれるように最後のお願いをする。ファブリッツィオ家のルチアのところに、娘が遅いと気になったニネッタの父フェルナンドが現れ、これまでの事の次第を話す。ルチアから事情を聞かされたフェルナンドは、娘を救うためなら自分が死刑になっても構わないと裁判所に向かって走り出す。法廷ではニネッタに死刑判決が下されたばかりだ。そこに駆け込んだ父フェルナンドはすべての事情を打ち明けるが、信じてもらえない。おまけに、彼自身も脱獄罪で捕まってしまう。
つづく

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