【あらすじ】
第1幕
ウィーン、リヒテンフェルス伯爵邸のサロン
東洋のブラトンガ国の王子スー・チョンとその妹ミーは、ウィーンで開かれている貿易博覧会に、国の代表として一行を率いて来ていた。異国の魅力たっぷりな2人は、ウィーンの社交界でも人気が高かった。伯爵令嬢のリーザも、幼馴染グスタフの求婚を断る程、王子スーに恋心を抱いていた。スーもまたリーザを気に入り、妹ミーに愛の告白を勧められるのだが、「自分は遠い異国の者...」と関係の発展を躊躇する。(「好きだなんて僕には言えない Ich kann es nicht sagen」を歌う) しかし妹ミーの計らいにより、2人はお互いの気持ちを確かめ合うことができた。そんな折、スーの元に祖国の王が暗殺されたとの知らせが入る。すぐさま後を継ぐため帰国を決めるスーに、リーザは国を出てついていく覚悟を決める。リーザの父リヒテンフェルス伯爵も、娘が幸せであるならばと反対はしなかった。
第2幕へ
RETURN
オペラ名曲辞典TOP