<第2幕>
第1場/冥界の入口
オルフェオが妻エウリディーチェを救うため、地下にある冥界の入口へやって来ると、早速復讐の女神や亡霊たちがその行く手を阻んだ。オルフェオは必死に歌と竪琴を使い冥界入りを懇願したが、無駄であった。しかし彼は諦めることなく「どうか私に憐れみを! Deh! placatevi con me」と歌い続け、とうとう復讐の女神たちの心を動かし、黄泉の国へ入ることを許された。
第2場/エリジウム(エリュシオン)の野
黄泉の国に入ったオルフェオが、死後の楽園である美しいエリジウムの野に立つと、精霊たちがやって来て「妻エウリディーチェが間もなく現れる」と知らせてくれた。オルフェオはやって来た妻を見ないようにしながら、彼女の手を取り地上を目指した。

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