第2幕
今日は、ばらの騎士来訪の日。ファニナル家は華やいだ雰囲気だ。やがて到着したオクタヴィアンは「ばらの騎士」として銀色に輝くばらをソフィーに手渡す。オクタヴィアンとソフィーと相まみえた瞬間、二人の間に甘美な戦慄が走り、二人はいままで経験したことのない心のときめきを感じた。二人はしばらく語り合う。そこへオックスがやってくる。しかしオックスの傍若無人な振る舞いにソフィーはこれからの結婚を後悔する。二人きりになったオクタヴィアンとソフィーは恋の歌を歌うが、その様子を見つかってしまう。男爵とオクタヴィアンは剣を抜き決闘となり、腕にかすり傷を負った男爵は大げさに騒ぎ救いを求める。そこにアンニーナが一通の手紙を持ってくる。オクタヴィアンが女装したマリアンデルからのもので、中には「今夜郊外の料理屋で食事を…」と書いてある。これを読んだ男爵は元気を取り戻す。
つづく

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