第2幕/酒場「黄金の林檎」
ハイデルベルクに住み始めたカール・フランツ王子は、宮廷から出ている指示書には目もくれず、毎日毎日学生たちと酒場で騒ぐという生活を送っていた。愛するケティーとも、充実した日々を過ごしていたある日、カールスベルクから使いの者がやって来て「父君である国王が病に伏せっているので、すぐに帰国してください!」と言う。驚いた王子はすぐに帰る準備をし「また必ず戻って来る!」と皆に告げるとハイデルベルクを後にした。父親のことを心配する気持ちはあるものの、残していくケティーのことを考えると王子の胸は苦しくなった。
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