【基礎データ】
ウリッセの帰郷
(オデュッセイアの帰郷)
Il Ritorno d'Ulisse in patria
クラウディオ・モンテヴェルディ
Claudio Monteverdi(伊1567-1643)
台本:ジャコモ・バドアーロ(1602-1654)
Giacomo Badoaro(伊語)
原作:ホメロス
Homeros(古代ギリシア)
(叙事詩「オデュッセイア Odusseia」より)
初演:1641年2月
サン・カッシアーノ劇場(ヴェネツィア)
Teatro San Cassiano
演奏時間:(プロローグ10分、第1幕70分、第2幕70分、第3幕45分) 合計約3時間15分
概説:古代ギリシア時代のホメロスにより、吟唱(詩を音楽にのせて歌いながら読む)されたといわれる、叙事詩「オデュッセイア Odusseia」が基になる。(ラテン語形の英語読みは「ユリッシーズ Ulysses」) その後文字に記され編集されたものを、モンテヴェルディが晩年オペラの作品にした。オデュッセイアが王宮に帰り、そこに巣くっていた求婚者たちを討伐する顛末記。ヴェネツィアのサン・カッシアーノ劇場(世界初の一般市民向劇場)で上演されたモンテヴェルディの作品は、この1作のみ。
この頃の作品5つの内3つは散失しており、残された物はこの作品と、遺作「ポッペアの戴冠」だけである。確定的なオケ譜は現存しない。
最終更新:2008年5月10日
by Ikumi
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