第2幕
ミニーの小屋。ミニーのメイドであるインディアンのウォークルが子どもを抱いて子守歌を歌っている。そこへ同じくインディアンのビリーが現れ、明日にでも結婚式を挙げようと話している。ミニーが家に戻り、ウォークルに二人分の食事の用意を命じ、めずらしくオシャレをしている。やがてジョンソンがやって来る。ジョンソンはすぐにミニーにキスを迫るが、彼女は「私は遊び人のニーナじゃないの…」とかわす。しかしメイドのウォークルを帰し、ミニーはジョンソンの胸に抱かれ愛を確かめる。ミニーのあまりの純粋さにジョンソンはいたたまれなくなり帰ろうとする。と、その時外で銃声が聞こえる。それに怯えたミニーはジョソンを引き留め、二人は激しく抱擁する。ドアがノックされランス達がやってくる。ミニーは素早くジョンソンを隠して対応するが、入ってきたランスは、ジョンソンが盗賊の首領ラメレスで、彼を捕らえに来たと告げる。ミニーは大笑いをして、ジョンソンはいないと嘘をつき、ランスらを帰す。ミニーはジョンソンに事の真偽を問いただす。ジョンソンは、彼の父の死後盗賊の首領を継がなければならなかった運命を語り、しかしミニーと会ってからは、二人で真面目に生きていきたいと思ったが、全ては夢に終わったと言う。しかしミニーは彼女の唇を重ねた最初の恋人であるジョンソンを許さず、危険を承知で部屋から追い出す。と、その瞬間ドアの外で銃声が響き、人が倒れる音がする。ミニーはとっさに傷ついたジョンソンを部屋に引き入れ、急いで屋根裏に隠す。ピストルを持ったランスが入ってきてジョンソンを探すが見つからない。ランスは強欲にミニーを抱きしめるが拒絶される。しかし天井から血がしたたり落ち、瀕死のジョンソンが階段から下りてくる。ランスはカードで勝負をつけようと言い、もしもミニーが勝ったらジョンソンはミニーに渡すが、もしもランスが買ったらミニーはランスのものになり、ジョンソンも捕らえると賭け、三回勝負のカードを始める。激しいゲームでランスが勝ちそうになるが、形勢不利だったミニーはイカサマを使い勝利する。ランスが憤然と出て行き、ミニーは大笑いしてジョンソンに抱きつく。
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