あらすじ〜はじめに
羊飼いのアミンタは実は正式なシドンの王位継承者だが、自分の身分を知らずに牧人として育てられた。最近シドンを攻略したアレッサンドロ王が、行方の知れないシドンの王位継承者を捜しているという噂が流れる。
第1幕シドン近郊の田園
羊飼いの若者アミンタとカドモスの血を引くエリーザは恋人同士。しかしアミンタにとっては、卑しい羊飼いとの結婚をエリーザの両親が認めてくれるかが大問題だ。アミンタの素性を知っているアジェーノレは身分を隠したアレッサンドロをアミンタに引き合わせる。 大王は質問を浴びせるが、アミンタの筋の通った答えと高貴な容貌に感嘆する。アミンタは豊かな自然こそが自分の望む幸福だと歌う。(このテーマはK213のヴァイオリン協奏曲の第1テーマと同じ) 一方アジェーノレは大王に追放された先王ストラトンの娘で、羊飼いとして隠匿していたタミーリに再会する。タミーリは仇に使えるアジェーノレを怒るが、アジェーノレは変わらぬ心を歌い、タミーリも誠実な恋人を心から喜ぶ。アジェーノレが衛兵と共に再登場、アミンタに本当の身分を明かす。アミンタはエリーザと永遠の純粋な愛を誓い、アミンタはアレッサンドロ大王の元に向かう。
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