分からないこと

 

 最近のニュ−スで分からないことが多い気がするのは、自分が年をとったせいだけだろか。

1 ヒル国務副長官が急遽北朝鮮へ訪問したというニュ−スがあった。

 「話し合うことは良いことだ」という原則は認めるほうだが、北から誘いがあったということであるが、「その理由は何」と「?」がつく。

 2 ソ連・アメリカ対立時代のCIAの秘密メモが公表されるという。 

 現代なら随分問題になる内容があり、ウオタ−ゲイト以上だという現存の方の発言があったということであるが、冷戦時代はそうだったとかと思わせるのだが、では現代は「?」と思うのである。

 3 北海道の食品加工卸し会社ミ−トホ−プが牛肉ミンチに豚肉などを混ぜて出荷していたことが話題である。

 「羊頭(ようとう)を掲げて狗肉(くにく)を売る」という言葉があったことを思い出すが、商品そのものは評判がよかったというから、初めから「まぜもの」と表示すれば、「不当表示」にあたらなかったと思う。

 戦後混乱期に、アメリカから入ってきた「B・ジュ−ス」は「ほんもののジュ−スでなかった記憶がある。「C・・・」という清涼飲用水も、その内容を明らかにしなかった記憶がある。

 「食塩」の研究をし始めたとき、「食塩」は「食品衛生法」による「添加物」ではないと、返事をもらった記憶がある。その理由は「添付の別表に入っていない」という理由だけだった記憶である。今どうなっているかは調べていないのでここに書くわけにいかない。

 4 年金問題で「5000万件」の不明の問題が騒がれているが、その内容はよく分からない。数字だけが「膨大」で「政治」また「社会保険庁」への不信感がますだけである。

 「年金問題については前にその記憶を書いたことがあるけれど、今度の内容はよく分からない。

 Wikipediaをみると、1997.9.2に国の直接執行事務として「国民年金・厚生年金保険及び政府管掌健康保険にかかわる適用・徴収・給付」を一元的に実施することとして整理された」とあったので、比較的新しい問題であるとわかる。「年金記録問題」といっても「国民年金・厚生年金」の加入・納付記録に関することだけのようである。

 昭和30年代にN村で「高血圧の疫学的研究」を始めたとき、まず「住民台帳」から「個人票」をつくることから始めた。そしてその個人個人がどのような「血圧状態」であるかを・・・測ってみなければわからない。ほぼ100%まで記録できたので論文が書けたことを思い出す。

 コンピュ−タ−化に一元化することは「今」なら「技術的」に可能と思われるが、はじめは町村の段階では「手書き」の記録であるはずである。

 「運転免許状」がコンピュ−タ化された最初の私の免許状の「名前」は「正しくなかった」記憶がある。

 退官後間違いなく「年金」の給付を受けている者の独り言である。(20070624)

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