直亮のひとりごと

 

 1月1日から2日にかけて、ラジオの深夜放送「新春インタ−ビュ−」で藤原正彦さんの話を聞いて「ひとりごと」を書いて置こうと思った。

 昨年は「オタク老人のひとりごと」を書いて終わったので、今年はもう筆を置こうかと思っていたのだが、「話」を聞いていたら、また「火」がついて、同時に「直亮のひとりごと」というテ−マの題が浮かんだ。

 また年末書いた「記憶にのこる言葉・文章など」の続きがあるなということが頭をかすめたうちに寝込んでしまった。

 藤原正彦さんは昨年のベストセラ−また流行語大賞で話題になった「国家の品格」の著者で、私は読んでいないのだが「どんな精神構造の方」であろうかと興味をもっていたので、1時間聞いてしまった。

 結論は「私と考え方は違うが」ということであった。

 となりで寝ていた家内が正彦さんの母親の「てい」さんの「流れる星は生きている」を昔読んでいたらしく、「寝言」と「覚醒」の区別がつかない口振りで、(よくしゃべる男だな!」と口を挟む余地がなく、「寝言」で「何かぶつぶつ・・・」いっていた話題もあったが、・・・(ご本人は母についての話をしなかった)

 父「新田次郎」のことはよく喋っていて、これからの予定は、「父が心筋梗塞で急死したときに積み残したテ−マに追加して「共著」で「小説」を書くことだというのが、結びの言葉であった。

 「国語とユ−モア」が話のテ−マであった。

 この「国語」についての考え方が私と違うのは私の昭和30年来書いてきた「衛生の旅」を読んで戴ければ分かっていただけるものだと思う。

 「ユ−モア」については、アメリカの「ジョ−ク」とイギリスの「ユ−モア」の違いについて触れていたが、私には「体験」はない。ただ何かにつけて「イギリス」の考え方には「反発」を思う自分を思うだけである。

 異なる「体験」をもつ方の意見に興味を持つのは私の特徴かと自分では思うのだが「シオノギ製薬」のお嬢さんかと聞いていた方塩野七生(ななみ)さんがイタリアへ行かれれて書いた文章をそれなりに興味を覚えていた。

 「ロ−マ人の物語」が完結したらしく、文春に書いていたのをみた。最初「女」を売り込んだがそれはやめて、好きな男(カエサル)に惚れ込んで書きつづけたらしい。

 そのご本人がNHKで喋った言葉が私のノ−トに書き留めてあった。

 「指導者に求められる素質とは・・・次ぎの五つであると」

 1)知性 2)判断力 3)肉体上の耐久力 4)自己判断の能力 5)持続する意思

 カエサルはこのすべてをもっていたと(イタリヤの教科書から)とあった。(20070102)

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