No.11

1970.1.1　新年互礼会（本部会議室）

　1.10.　教室新年会　於碇ヶ関大丸旅館　場所をかえて新しい気分で　ナツメロに夜はふけて

　1.12.　金屋部落民の心電図検査始まる（蓮沼・工藤）

　1.13.　NHK-TV取材のため来室　金屋部落にて脳卒中患者宅訪問

　1.16.　大間町議員団来室

　1.17.　弘前大学改革委員会設立準備会（仮称）開催　佐々木教授委員長に互選さる

　1.19.　教養部授業再開妨害に再び機動隊入る

　1.23.　第8回青森県公衆衛生大会　青森市農業会館　特別講演「農村の健康・保健活動の底にあるもの」大牟羅良氏　シンポジウム「農村の健康をたかめるには」　司会佐々木教授

　1.24.　小山内清子さん見習員に採用

　1.27.　教養部代議員会流会

　1.29.　合同抄讀会　沢田「Ergonomic　study　J　Occup　Med　9,1967」　小野「開業医の一斉休診について」　佐々木「海外スライド・スイス」

　2.6.　日循協理事会　ホテル国際観光（佐々木出席）

　2.7.　厚生省医療研究補助金による研究班（小林・勝木）会議　赤門学士会館（佐々木・蓮沼・杉田出席）

　2.9.　教養部スト解除　投票の結果授業再開にきまる

　2.12　笹原郁子さん出勤

　2.19.　早朝6時40分基礎学生控室「爆弾製造の疑」で捜索を受ける　鉄粉あり

　　NHK-TV焦点「あたり−脳卒中」佐々木出演

　2.25　市川宏先生論文通過「血圧測定法に関する２，３の基礎的研究」

　2.26.　合同抄讀会　市川「血圧測定法」　西山「血清Sialic　acid」　佐々木「海外スライド・ミラノ」

　2.27.　青森県衛生部職員研究発表会（助言者佐々木・武田）　青森市社会福祉会館　

　3.2.　昭和44年度保健福祉地区組織活動指導者研修会　特別講演「保健福祉地区組織活動の進め方」佐々木直亮　

　　市川先生学位通過内祝い　教室にて

　3.4.　住友生命医務部長平位勉博士来室　小野先生と戦友とか

　3.5.　「地域の成人病と生活問題」生活大学講演（佐々木）　金木町

　3.6.　弘前ロ−タリ−クラブ卓話「塩少々」佐々木直亮　ニュ−ヒロサキ

　3.14.　日本衛生学会幹事会　京都芝蘭会館（佐々木出席）

　3.16.　卒業式　平穏に行われる（医学部を除いて）市川先生大学院卒業　

　3.18.　病院長本選挙　大内教授選出

　3.23.　入試始まる　監督員に全員出る

　3.26.　市川・笹原両先生送別会　教室ですしの会

　3.27.　医学部卒業式行われる　臨床講堂　全員卒業　一人一人卒業証書が学長より手渡された　柳川学長告辞：人間疎外の中にあり　信をかくとくしてゆかねばならぬ　最も人間的な職業につく諸君に期待している　佐藤学部長祝辞：内祝いのことばを申しあげる　諸君は戦時中に産まれた人達であり世の中にもまれて育った人達である　人間味豊かな情愛にみちた人になってもらいたい　終了後看護学校でパ−テイ行われる　謝恩会なし

　2.28.　学部長予備選挙行われる　臼淵・梅原・佐藤（光）三教授選出さる　学会のためか投票率悪し（54%）　本選挙人員不足の為流会　

　3.31.　笹原郁子さん退職

No.12

　1970.4.5-6.　第40回日本衛生学会総会　金沢市　医学部スト中の為会場は工学部新校舎に変更になる　幹事会（佐々木出席）　評議員会・教育協議会（佐々木・武田・福士出席）　発表「秋田県一農村における中学生の血圧の観察」佐々木

　4.6.　全共闘による古川新教育学部長らの軟禁事件あり（学生処分に関し）

　4.10.　解剖照井教授辞任の意を表明される（教授会）　学部長本選挙行われる　臼淵教授候補者に選ばれる　学生処分問題調査委員会発足

　4.12.　医師国家試験

　4.13.　2年生以上第1学期始まる

　4.14.　木年度に限り全学入学式中止に決定（評議会）

　4.18.　田中和子先生教養部講師併任

　4.20.　入学式なしのまま登校　新入学生受け入れガイダンス始まる

　4.21.　2年生衛生実習始まる　本年度から統計（佐々木）血圧測定時のコロトコフ音の聴取訓練（蓮沼）始まる

　4.23.　合同抄讀会　山田「相馬村の脳卒中」　佐藤郁雄「Measured　Specific　Gravidity・・Int　Zeit　Arg　Phy　28,79,1970」

　4.25.　日本衛生学会幹事会（佐々木出席）　東医歯大　新幹事長に京大西尾教授互選さる　厚生大臣への要望書（ミルク事件についての疫学調査の必要性について）原案検討さる

　4.27.　東北学校保健学会（8.2日予定）の世話人打ち合わせ　衛生図書室

　5.4.　福士正典先生来室

　　　　保医研究会　農村の高血圧（佐々木）

　5.6.　日本心臓財団発足　東京　ホテルニュ−オ−タニ（佐々木欠）

　5.7.　教室の花見　車３台で桜林へ　満開の桜の花の下で　残雪の岩木山をながめ　若い人のバイクを横にみて

　5.28.　合同抄讀会　木村寿栄子「Plasma　amino-acid・・　Nature　693,　'66.」　蓮沼「血圧測定トレイニング」　佐々木「海外スライド・ロ−マ」

　6.23.　衛生学実習おわる　授業ボイコットあり

　6.25.　合同抄讀会　仁平「Can　class　leaders　have　a　positive　influences on health？Int　J　Health　Educ　13,38,1970」　西山「Hydroxyproline」　佐々木「海外スライド・カプリ・ポンペイ」　小野「Ono　Film」

No.13.　

1970.7.7.　東奥日報紙に「塩と血圧を解剖する」（佐々木直亮」連載（15回）はじまる

　7.14.　赤ちゃん会議　鰺ｹ沢町公民館　話し合い「母子保健について考えたこと」の助言者として佐々木出席　中村町長「昔はおしめだけで寒風にさらして死をまった”すぐり”」の話あり

　7.17.　第19回東北公衆衛生学会　仙台市宮城県医師会館　（佐々木・蓮沼・竹森・仁平・福士）　発表「青森県大間町病院外来における高血圧患者の通院状況と血圧値との関係について」蓮沼　「脳卒中による死亡者の生前の血圧値　秋田県一農村における観察による日本人として血圧の位置の評価」佐々木　「CMI健康調査成績と他のデ−タとの関係」福士　特別講演「明日の女子保健」森山豊先生　「東北地方の母子保健活動」と「食品添加物をめぐる諸問題」のシンポジウムあり　懇親会終了後マイクロバスで「みちのく会会場」秋保温泉七十七銀行へ向かう　ビ−ル一本の会　東北大瀬木教授来年定年とか　岩手植松教授北里大へ　東北大加美山助教授秋田へ

　7.18.　第24回日本産業衛生協会東北地方会　三菱細倉鉱業所クラブ（佐々木・竹森・仁平出席）　発表「未熟児出生の社会的背景に関する調査、とくに出生時体重と母親の労働状況」佐々木　鉱業所の見学あり　「カドミ」のための排出処理施設が42年に数億かけてできていた　　「細倉当百」のおみやげ（250円）を買う

　7.24.　第66回弘前医学会例会　発表「間接的血圧測定のトレ−ニングに関する2,3の試み」蓮沼

　7.31.　狼の森血圧調査（佐々木・田中・竹森・仁平・工藤・東・小山内）他　　血圧・心電図・尿・閉眼片足直立試験および栄養等に関するアンケ−ト調査を実施する　連日の暑さにうだるような日であった　公衆衛生参加なし

　7.31.　日循協・厚生省班会議　赤門学士会館　蓮沼出席　勝木班への研究費配分等

　8.1.　夏期保健活動　八戸市美保野部落　お話”成人病について”蓮沼

　8.2.　第18回東北学校保健学会　青森市県立図書館講堂（武田教授世話人代表）　学校保健の原点を求めて（杉浦守邦山形大教授）　明治の小学校（千葉寿夫高杉小学校校長）の話あり　渡辺会長：この会は医学でいえば基礎いや民族の将来に関する学問だ　岡本教育長：まじめな若い婦人があつまっているのを心強く感じた　現時点で広範な意義をもつ学校保健　世話人の席上「東北学校保健学会のあり方」話あいされる　秋田から来られた藤原保健会長（県医師会長）さかんに組織をつくらねばを強調した　いやいやと別の意見もでた

　8.3-4.　第5回東北学校保健大会　青森市市民会館　中央高校2会場で行われる（佐々木・武田・福士指導者として出席）　小野（淳信）シンポジウム「児童生徒の健康意識をたかめるにはどうしたらよいか」に学校医として出席　子どもの研究発表三戸小小久手君「これで発表はおわります　なにか質問はありませんか」に会場わく　大庭前校長とやりとりあり　小さな”ゴミの博士””水の博士”誕生　夜ねぶたあり

　8.4.　青森県衛生部長柚木正氏新任の挨拶にみえる

　8.6.　夏期保健活動三沢市淋代公民館　お話「高血圧について」佐々木　終了後懇親会（佐々木・中村出席）　

　8.21.　西目村池田課長から9月1日の村の記念日に表彰をしたいがおでかけ下さいとの電話あり

　8.22.　佐々木教授世界心臓学会発表予演会　日英両国語による講演を聞く　ブル−スライドが評判よし　終了後ビ−ル　羽賀・臼谷・武田・福士・高松先生ら十数名

　8.26.　金屋血圧調査　（佐々木・蓮沼・田中・竹森・仁平・東・小山内・東（学３））　新設の児童会館２階で尿、アンケ−ト調査も行う　りんご、なしのおみやげあり　9am-6pm

　8.29.　第2回脳卒中研究懇話会　秋田市ニュ−グランドホテル　発表「秋田県一農村における死因群別にみた生前の血圧」佐々木・蓮沼　佐々木・竹森・仁平出席

　9.1.　西目村にて　西目村記念日に佐々木教授感謝状を受ける

　9.3.-14.　佐々木教授モスクワ経由ロンドン　第６回世界心臓学会　参加発表 　ＴＶのインタ−ビュを受ける

　9.11.　青森県市町村衛生担当研究会　東奥日報社　助言者として蓮沼出席　

　9.14.　羽田着

No.14.

1970.10.6.　弘前学校保健大会　城東小

　10.10.　官立弘前高校50周年式典行われる

　10.13.　大学本部を占領し、　建造物侵入罪で起訴されていた弘大3人らに「大学の管理機能に損害を与えた」としてそれぞれ懲役6ｶ月、執行猶予2年の言い渡しがあった

　10.18.　第49回弘前医学会総会　弘大　水野・山口両教授の特別講演あり

　10.19-20.　青森県地区衛生組織指導者研修会　青森市社会福祉会館　「健康と住民活動」指導助言者として佐々木出席

　第17回日本栄養改善学会　山形市　スポット・レクチャア・フォ−ラム「高血圧と食生活改善」　それぞれの分野からの考察と対策の進め方　司会斯波保健所長　秋山東大教授・佐々木弘大教授・橋本神奈川県衛生部長・片岡評論家の5講師　山形県民会館大ホ−ルが若い栄養士さんで満席の盛会であった　

　10.23.　合同抄讀会　臼谷「十和田町における健康水準調査」　田中「出下時体重」　佐々木「第６回世界心臓学会に参加して」

　10.28-30.　第28回日本公衆衛生学会総会　名古屋　佐々木・田中・竹森・仁平　発表「地域人口集団中の個人の血圧の推移」佐々木　特別演題「循環器管理方式の再検討」司会佐々木　「青森県における未熟児出生の社会的背景に関する調査（農山漁村健康調査の一環としての）」秋山他　総会に公衆衛生学会の規約改正が論じられたが流会となった　名古屋の学会は一口にいって”公害”学会であった。

　29日夜高血圧自由集会　6-9pm　国内報告　海外報告あり「第6回世界心臓学会議に出席して」佐々木　自由集会「若き公衆衛生学者の集まり」は数名の人にあふられたとか　南紀奈良　高山へ足をのばす者あり　教授1名岐阜大学の世話のよる十一会へ出る　養老の滝　伊吹山行き

　11.1.　第1回青森県公害審査会議開催　青森市レストラントプリンス　県知事より佐々木教授に辞令手渡しあり　委員長に青森県弁護士会会長中林氏互選される

　11.7.　厚生省「本態性高血圧の進展要因とその防止に関する研究」　第2回班会議　赤門学士会館　佐々木出席

　11.14.　昭和45年度夏期保健活動中央反省会　青森市青森銀行新町支店2階会議室　10am-4pm（佐々木・蓮沼・仁平・武田出席）　青山局長も出席し”保健活動の原点”話しあい（三沢・八戸・蓬田・深浦・柏・六ヶ所）終了後浦山君ら保医研学生らとの”青山氏らのとの”青森県における国保医療問題”の話あいの行なわれる（龍鳳閣）

　11.21.　臨時評議会で今沢教養部長の辞意承認さる

　11.22-23.　米子皆生温泉で第17回全国学校保健学会開催（武田・福士出席）

　11.25.　IBM電動タイプライタ−売り込みあり　

　11.26.　合同抄讀会　臼谷「Validity　of　skinfold・・Ｊ　Appl　Physiol　29,313,1970」　沢田「臨床化学調査」　佐々木「海外スライド・バルセロナ・トレド」

　11.27.　第9回青森県公衆衛生大会　青森市県立図書館　特別講演「長寿の話」老後の健康によせて　東北大名誉教授近藤正二先生　午後公開座談会「脳卒中をめぐる諸問題」　意見発表：梅原（脳研）佐々木（衛生）伊藤（理学療法士）杉沢（南郷村派遣保健婦）柚木（衛生部長）司会秋山（公衆衛生課長）　

　11.30.　永年勤続者表彰式　於本部　柴垣さん勤続２０年で表彰され銀杯をうける　今日は？歳かの誕生日でおめでたが重なり特級酒をおくる

　12.5.　衛生学会幹事会”公害アンケ−ト、その他について”　神田学士会館

　12.6.　昭和45年文部省総合研究「高血圧性疾患の細動脈病変に関する系統的研究ｙ」班研究会（班長弘大入野田教授）　ホテルニュ−オタ−ニ1階桐の間　1-5pm　佐々木・福士（正）出席

　12.10.　第3回脳卒中・心臓病予防のための講演会　朝日講堂　主催日本心臓財団・日循協　「高血圧と食塩」佐々木直亮　「脳卒中の予防」勝木司馬之助　「長寿と心臓」美甘義夫

　12.10.　教室内の忘年会　於平野　鯉のいきづくりなど

　12.13-20.　西目村血圧調査行き　（佐々木・蓮沼・竹森・仁平・学生３名）　福田エレクトロ（成田・斉藤）田中さん14日着

　12.21.　青森県農山漁村健康調査委員会　青森市プリンス　昭和44,45,46年度計画（未熟児、脳卒中、貧血）について（佐々木出席）

　12.24.　昭和45年度保健所保健婦課長及び主任保健婦研修会　青森県職員研修所　主題「１現在の保健所の中で保健婦活動をいかに方向づけるか　２昭和45年度農山漁村健康調査（未熟児）の結果について」佐々木助言者として出席

　12.26.　浪岡町生活改善グル−プ連絡協議会研修会　浪岡町農業協同組合　「高血圧の実態とその予防について」」佐々木直亮

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