”新しがりや”の記憶から

 

 私が生まれた頃、は三井物産に勤めていたので、当時としては最先端のものが我が家には入ってきたのではないかと思う。

 ”ラジオ””オゾン発生器”など、そして中学生の頃芝浦にスケ−ト場が出来たときには"CCM”のカナダ製のスケ−ト靴を買ってもらったことがあった。

 この”くせ”が自分について、弘大の医学部の教授になってからも、”最先端”をいつも考えていて、”テ−プレコ−ダ−”がでればすぐ購入したこともあったし、今HPを書いて居られるのも、いち早くコンピュ−タに取り組んだおかげかも知れないと思う。

 世が”2000年問題”をさわいでいた頃、アメリカから”今世紀最大の作品”とかいうニュ−スが入ってきて、それは”何だ”と話題になったことがあった。

 それは何かと自分なりに考えてみたが、それは小泉元首相が官邸前で”得意顔に!”に乗って見せた”自動一輪車?”であったことを”映像”でご覧になった方もあるのではないかと思う。

 その映像を観たとき”なあんだ”とがっかりしたことを思い出す。”これが今世紀最大の作品か!”と思ったものだった。

 なぜそう思ったかというと、戦後慶應の衛生にいた頃、研究上のことから同じことに近いことを考えたことがあったからだ。

 弓で一緒した一年先輩の磯前栄一さんが教室に入ってきて、学位論文の研究をされていた時のテ−マが”人間の重心”に関することで、ご一緒に勉強したことがあったからである。

 その”重心”の動きを”センサ−”で捕まえて車を動かすにすぎないのではないかと思ったからである。

 では”今世紀最大の作品”として私が何を期待したかを書いて置こうと思う。

 それは東海で起こった”原子力”に関係する事故から考えたことであった。

 それがどうして起こったかの詳細は知らないが、”バケツ!”で操作して”臨界現象が起こった!”という報道が記憶にあるからである。

 それが本当なら、”原子力発電の原理”をうまく使った”小型の発電装置””家庭用”の・・・それがあれば我が家でも用いたいと・・・

 日頃”暖房費”で苦労している人をみての思いである。(20070106)

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